
常勝への道のはずが、なぜこんなにも苦しいのか
2025年シーズンは43試合を終え、残りはちょうど100試合。この数字に対して、明確な言葉が浮かばずただただ”モヤモヤ”した思いがつきまといます。
4年前、球団が掲げた理念――VISION2025「常勝軍団をつくる」。
育成と編成の両輪で強化を進め、実際にここ数年はAクラスの常連。“いよいよ頂点が見えてきた”という空気の中で、今シーズンが始まりました。
開幕三連勝と、その後に待っていた現実
開幕カード3連勝。夢見心地な最高の3日間でした。
…その後、ホームに戻り、
噛み合わず、握り合わず、1カ月でリーグ最下位となりました。
新戦力オースティン・ボス、石川柊太。田中晴也や西川史礁への期待、現有戦力の成熟度。
佐々木朗希のメジャー挑戦――
確かに痛手ではありましたが、「それでも戦える」そう信じていた春。
朗希の抜けた穴は、“チーム全体で埋める”と腹をくくったはずでした。
投手力に厚みはある。若手も伸びている。
だから、なんとかなると。
けれど現実は、思っていた以上に重かったのです。
彼がマウンドに立つときに漂っていた、あの独特の緊張感と安心感。
それが“ない”ということが、これほどまでにチームのリズムを崩すとは。
今、改めて――「朗希のいた時間」が、どれだけ特別だったかを噛み締めています。
苦しい今、なおも問われる「決断」
シーズン中盤を待たずして、中村奨吾、ポランコ、和田康士朗、種市篤暉といった主力を次々にファームへ。
迷走ではなく、“立て直しの機会”としての判断。
「確立」ではなく「再建」。
勝負の年には、厳しすぎる2ヶ月でした。
そんな中でも光を放っているのが、
池田来翔の連続ホームラン、安田尚憲の存在感、山本大斗の逞しさ、寺地隆成の成長、
そして藤岡裕大や藤原恭大の地道な活躍。
残念ながら、エースと呼べる投手が不在で、勝利をもぎとれないもどかしさが勝利を遠ざけていますが、今に立ち上がってくれるはず。
それが、小島なのか種市なのか、ボスなのか石川なのか、田中晴也なのか、若手なのか、まだ今季登板がないベテラン勢なのか。
モヤモヤの正体、それは「信じたい気持ち」
怒りや諦めではない。
もっとできると思っていたからこそ、もっと見たい未来があるからこそ――
この“モヤモヤ”がつきまとうのです。
そしてそれは、今日もスタンドに足を運ぶファン、画面越しに一球一球に祈るような思いで応援しているファン、時に厳しい言葉を浴びせるファン、ただひたすら見守るファン、ロッテを愛するファンたちの**“希望の裏返し”**です。
絶望的とも言えるかもしれないなかで、希望的観測・勝手な願望かもしれませんが、頑張れロッテ!!マリーンズゴーファイティン!!
まだまだ夢を見させてください🌱
まめのき君のひとこと
芽が出ない日が続いても、根っこは、ちゃんと伸びてるんだよ。
ぼくは知ってる。信じて見てる。
「信じる」って、育てることだと思うんだ。
だから今日も、ぼくはスタンドに行くよ。

【きょうのまとめ】
ロッテはここまで43試合で借金11。残り100試合、現在リーグ最下位。
2021年から続く「VISION2025」の道のりは、いま試練の真っただ中。
佐々木朗希のメジャー移籍も覚悟のうえだったが、現実は予想以上に厳しい。
若手の台頭とベテランの奮闘もありながら、連勝につながらないもどかしさが続いている。
ファンの「信じたい」という想いが、今このチームをつないでいる。
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