
いつも読んでいるブログで、ファームの試合に応援団文化が入り込んできている、という内容の記事を読みました。
この記事をきっかけに、ロッテファンにもいろいろな応援の形があるとあらためて考えました。
参考:広尾晃さん「ファームも侵食するか?『応援団』」
記事では、ファーム観戦の魅力として、打球音や捕球音、選手の声が聞こえることが挙げられていました。
一軍の試合では、応援歌や手拍子、鳴り物の音が球場を包みます。
それはプロ野球の大きな魅力のひとつです。
特にロッテの応援は、12球団の中でも独特の熱量があります。
外野から響く声。
チャンステーマの迫力。
手拍子が重なっていく一体感。
そして、飛び跳ねる。
あの空気に心を動かされた人も、きっと多いと思います。
先に書いておくと、まめのき自身はライスタ大声援派です。
ライトスタンドで声を出して応援する時間が好きです。
チャンステーマで球場の空気が一気に変わる瞬間も、得点が入ったあとに周りの人たちと喜びが重なる瞬間も、ロッテファンでよかったと思える大切な時間です。
だから、声を出す応援を否定したいわけではありません。
むしろ、その熱量に何度も心を動かされてきました。
だからこそ思うのです。
声を出す応援が大切なように、静かに試合を見つめる応援も大切にしたい。
外野の大声援がロッテの魅力なら、内野でじっくり試合を追う時間や、ファームで打球音や選手の声を感じる時間も、同じように野球の魅力なのだと思います。
そのブログ記事を読んで、あらためて考えました。
ロッテファンも、野球ファンも、決して一枚岩ではない。
でも、それは悪い意味ではありません。
応援の形には、グラデーションがあります。
外野で声を枯らして応援する人。
内野でスコアを見ながらじっくり観戦する人。
ファームで若手の成長を追いかける人。
SNSで熱く語る人。
何も語らず、静かに結果だけを追っている人。
月に何度も現地へ行く人もいれば、年に数回の観戦を大切にしている人もいます。
みんな、ロッテファンです。
内野席と外野席、それぞれの“空気”がある

プロ野球の応援を語るうえで、内野席と外野席の違いは避けて通れません。
内野席で大きな声を出して応援している人がいると、
「それなら外野席に行けばいいのに」と言われることがあります。
正直に言うと、まめのきも自身もよく言われます。
一方で、外野席でずっとスマホを見ていたり、食べてばかりいたり、応援にあまり参加していない人がいると、「それなら内野席に行けばいいのに」と言われることもあります。
たしかに、席にはある程度の“向き・不向き”があります。
外野席は、応援の熱量を近くで感じられる場所です。
声を出し、手を叩き、チャンステーマで球場の空気を一気に変えていく。
あの迫力は、ロッテファンの大きな魅力のひとつだと思います。
一方で内野席には、試合の流れを見やすい、選手の動きが追いやすい、落ち着いて観戦しやすいという魅力があります。
ただ、現実の席選びはそこまで単純ではありません。
価格。
見やすさ。
チケットの取りやすさ。
同行者の有無。
自身の体調。
仕事帰りかどうか。
いろいろな事情が重なって、ファンはその日の席を選んでいます。
「声を出すなら外野へ」
「静かに見るなら内野へ」
という考え方は、ある程度はわかります。
でも、それだけでファンを切り分けすぎてしまうと、少し窮屈にも感じます。
大事なのは、席ごとの空気を読むこと。
そして、自分と違う楽しみ方をしている人を、すぐに否定しないことなのかもしれません。

推し活にも、いろいろな温度がある
これは野球に限った話ではありません。
今では「推し活」という言葉も、すっかり身近になりました。
アイドル、アニメ、音楽、俳優、スポーツ。
ジャンルは違っても、何かを好きになり、時間やお金や気持ちを注ぐという意味では、プロ野球観戦も立派な推し活だと思います。
推し活の世界には、いろいろな温度があります。
いろいろと調べていると、ファンにもいくつかのタイプがあるという考え方に出会いました。
参考:博報堂 メディア環境研究所「距離感とコミュニケーションから紐解く、『推し活』の生態系とは
強い熱量で発信し、ときには攻撃的な言葉になってしまう人。
推しとの距離を縮めたい人。
周囲を巻き込みながら楽しむ人。
お金や時間をかけながら、静かに支える人。
そして、自分の中でそっと大切に応援している人。
分類の名前や細かい定義はありますが、大事なのは、ファンの熱量や距離感はひとつではないということだと思います。
これは、ロッテファンにもそのまま当てはまる気がします。
現地に足を運び続ける人。
SNSで熱く語る人。
強い言葉で意見を出す人。
仲間を増やして楽しむ人。
自分の中だけで静かに大切にしている人。
目立つのは、どうしても声の大きい人たちです。
熱量の高い人、発信力のある人、時には強い言葉を使う人。
そういう人たちは、SNSでも現地でも存在感があります。
でも、その人たちだけがファンのすべてではありません。
何も言わずに、そっと応援している人もいます。
現地にはなかなか行けなくても、毎日結果を確認している人もいます。
負けて悔しくても、誰かを責めるのではなく、静かに次の試合を待つ人もいます。
見えやすい応援と、見えにくい応援。
その両方があって、ファンの世界は成り立っているのだと思います。
現地観戦は、チケット代だけでは終わらない

推し活にかかるお金の調査を見ると、2025年の調査では年間平均255,035円という数字が出ています。
2026年調査では平均209,716円と下がった一方で、中央値は約4万円とされていて、使う金額にはかなり幅があることもわかります。
この数字を見たとき、ロッテの現地観戦もまさにそうだと感じました。
チケット代だけではありません。
交通費、宿泊費、グッズ代、ユニフォーム代、球場グルメ、ビール、ファンクラブ年会費、雨具、ロッカー代。
一つひとつは小さく見えても、シーズンを通して見るとかなり大きな金額になります。
そして、お金のかけ方にもファンのグラデーションがあります。
声を出して応援する人だけが、たくさんお金を使っているわけではありません。
反対に、静かに観戦している人が、チケット代や交通費、グッズ代に大きなお金をかけていることもあります。
外から見える熱量と、実際に注いでいる時間やお金は、必ずしも同じではありません。
毎試合のようにマリンへ通う人。
遠征まで含めて追いかける人。
グッズを集める人。
球場飯やビールまで含めて楽しむ人。
現地にはなかなか行けないけれど、中継や速報で追い続ける人。
どれが上で、どれが下という話ではありません。
使えるお金も、使える時間も、人によって違います。
だから、現地に多く行ける人だけが熱いファンではない。
声を出せる人だけが本気のファンでもない。
グッズをたくさん買う人だけが、チームを支えているわけでもない。
それぞれの生活の中で、それぞれの距離感でロッテを追っている。
そこにこそ、ファンの広がりがあるのだと思います。
声の大きい人だけが、ファンの全部ではない
SNSを見ていると、どうしても強い言葉が目立ちます。
勝てば大きく盛り上がる。
負ければ采配や起用法への不満が流れてくる。
ときには選手や監督への厳しい言葉も目に入ります。
もちろん、それだけ本気で見ているからこそ感情が動く部分もあります。
悔しさがあるから、言葉が強くなることもあるでしょう。
ただ、SNSで目立つ声が、ファン全体の声とは限りません。
何も言わずに、ただ次の試合を待っている人もいます。
負けて悔しくても、静かに画面を閉じる人もいます。
現地で最後まで拍手して帰る人もいます。
コメントはしないけれど、毎日誰かの記事を読んでいる人もいるかもしれません。
そういう見えにくい応援も、確かに存在しています。
外野席で声を出す応援。
内野席でじっと見つめる応援。
ファームで若手の成長を追う応援。
SNSで言葉にする応援。
何も言わずに、心の中で願う応援。
形は違っても、どれも応援です。
応援の形は違っても、願っていることはきっと同じ

ロッテファンは一枚岩じゃない。
外野の熱もあれば、内野の静けさもあります。
ファームのまなざしもあれば、SNSの熱量もあります。
現地に通う人もいれば、遠くから見守る人もいます。
まめのき自身は、ライスタの大声援が好きです。
声を出して、手を叩いて、チャンステーマの中で勝利を願う時間が好きです。
でも、その好きな応援の形だけが、ロッテファンのすべてではないと思っています。
応援の形には、グラデーションがあります。
大きな声で届ける応援もある。
静かに見つめる応援もある。
お金と時間をかけて現地に通う応援もある。
画面越しにそっと勝利を願う応援もある。
形は違っても、その先にある気持ちは、きっと大きくは変わりません。
ロッテに勝ってほしい。
好きな選手に活躍してほしい。
このチームを、最後まで見届けたい。
その気持ちは、外野席でも、内野席でも、ファームでも、テレビの前でも、スマホの画面越しでも、どこかでつながっている。
だからこそ、ONE HEART MARINES。
それは、全員が同じ応援スタイルにそろうという意味ではないと思います。
違う温度のまま、違う距離感のまま、それでも同じチームの勝利を願うこと。
ロッテファンの応援にはグラデーションがある。
それでも、勝利を願う気持ちはきっと同じです。
まめのきロッテでは、そんなさまざまな応援の形を、これからもできるだけ丁寧に見つめていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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