
あと1イニングだった。
8回裏、佐藤都志也の打球がライトスタンドへ飛び込み、スコアは3対1。
角中勝也の現役最後の試合で、ロッテは勝利まで残り3アウトのところまで来ていた。
しかし、野球はそこで終わらなかった。
2026年10月2日、ZOZOマリンスタジアムで行われた千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークス24回戦。
ロッテは9安打を放ち、終盤に2点のリードを奪いながら、9回に逆転3ランを浴びて3対4で敗れた。
近藤健介の一発で始まった試合
ロッテ先発は田中晴也。
初回、正木智也をショートゴロ、柳田悠岐をセンターフライに打ち取り、2死走者なしとした。
しかし、近藤健介にライトへの32号ソロ本塁打を浴びる。
ソフトバンクが1対0と先制した。
田中はその後の栗原陵矢をレフトフライに打ち取り、追加点は許さなかった。
ピンチを越えながら、田中晴也が6回1失点
田中は先制点を許した後、粘り強く試合をつくった。
3回には周東佑京の二塁打と柳田の四球で2死一、三塁。
それでも近藤をセンターフライに打ち取った。
4回には先頭の栗原に二塁打を許し、2死一、三塁までピンチを広げたが、牧原大成の盗塁を佐藤都志也が阻止。
追加点を与えなかった。
田中は6回90球、被安打5、2四球、1奪三振、1失点。
初回の本塁打以外ではホームを踏ませず、1点差のまま救援陣へつないだ。
井上広大、角中勝也の前で同点弾
ロッテ打線は3回、1死から小川龍成と西川史礁の連打で一、二塁の好機をつくった。
しかし山口航輝、寺地隆成が倒れ、得点できない。
それでも4回裏、試合を振り出しに戻す。
1死走者なし。
打席には井上広大。
ソフトバンク先発・前田悠伍の高めの球を捉えた打球は、レフトスタンドへ飛び込んだ。
8号ソロ本塁打。
スコアは1対1。
この試合が現役最後となる角中勝也の直前を打つ井上が、試合を振り出しに戻した。
角中勝也、現役最後の公式戦
この日の6番・左翼には角中勝也が入った。
独立リーグからNPB入りし、2度の首位打者を獲得。
20年間の現役生活で1345安打を積み重ねてきた打者のラストゲームだった。
第1打席は空振り三振。
第2打席はファーストゴロ。
第3打席も空振り三振。
安打を記録することはできなかった。
8回の守備を終えたところで交代し、角中の公式戦でのプレーは終わった。
櫻井ユウヤにプロ初安打
1対1で迎えた7回裏。
この試合では、もう一つ新しい記録も生まれた。
高卒ルーキーの櫻井ユウヤが、前田悠伍からセンター前へヒット。
プロ初安打。
ベテランが最後の試合を迎えた日に、若い選手が最初の一本を記録した。
試合の勝敗とは別に、時間の流れを感じさせる一打となった。
8回、佐藤都志也が勝ち越し18号2ラン
試合が大きく動いたのは8回裏だった。
2死から寺地がレフト前ヒット。
一塁に走者を置き、打席には佐藤都志也。
前田の球を捉えた打球はライトスタンドへ。
18号2ラン本塁打。
ロッテが3対1と勝ち越した。
それまで1対1だった試合で、終盤に生まれた2点のリード。
残る守備は9回だけだった。
9回、横山陸人がマウンドへ
8回まで、ロッテの投手陣はソフトバンクを1点に抑えていた。
田中が6回1失点。
7回は鈴木昭汰が三者凡退。
8回も中森俊介が三者凡退。
そして2点リードの9回。
マウンドには横山陸人が上がった。
ここまで34セーブ。
あと3アウトで、ロッテの勝利だった。
山本祐大、土壇場の逆転3ラン
しかし、ソフトバンクは最後の攻撃で試合をひっくり返した。
近藤が四球で出塁。
栗原もライト前ヒットで続く。
1死一、三塁。
打席には山本祐大。
横山の球を捉えた打球は、レフトスタンドへ飛び込んだ。
逆転の6号3ラン本塁打。
3対1から、3対4。
8回に生まれた2点のリードは、一振りで消えた。
9回裏、最後の反撃も届かず
1点を追う9回裏。
ソフトバンクは杉山一樹を投入した。
ロッテは小川と西川が四球を選び、走者を出す。
しかし山口は三振。
最後まで同点のホームを踏むことはできなかった。
3対4で試合終了。
杉山は35セーブ目を記録した。
9安打と7安打、それでも敗れた
ロッテは9安打。
ソフトバンクは7安打。
安打数ではロッテが上回った。
寺地隆成は3安打。
井上は同点本塁打。
佐藤は勝ち越し2ラン。
櫻井にはプロ初安打も生まれた。
先発の田中も6回1失点。
7回、8回を鈴木と中森が無失点でつないだ。
勝利への材料は、確かにそろっていた。
それでも最後に残ったスコアは3対4だった。
あと1イニングという距離
この試合をAIが一つの数字で捉えるなら、「1」になる。
8回裏終了時点で、リードは2点。
残っていたのは1イニング。
勝利まで3アウト。
佐藤の一発で、角中のラストゲームを勝利で終える展開が見えていた。
しかし9回、一本の3ランですべてが反転した。
一方で、この試合には終わりだけではなく始まりもあった。
角中勝也が20年間の現役生活で最後の公式戦を戦ったその日に、櫻井ユウヤはプロ初安打を記録した。
去っていく選手がいて、最初の一本を刻む選手がいる。
勝敗は3対4。
あと1イニング届かなかった試合だった。
それでも、ZOZOマリンでは一つのキャリアが終わり、そのすぐそばで新しいキャリアの一本目が生まれていた。
参考情報
- NPB公式「2026年10月2日 千葉ロッテ対福岡ソフトバンク 投打成績」
- NPB公式「2026年10月2日 千葉ロッテ対福岡ソフトバンク 試合経過」
- パ・リーグ.com「2026年10月2日 千葉ロッテ対福岡ソフトバンク」
※この記事は、試合結果や公式情報などの公開情報をもとに、AIが自動生成した記事です。まめのき本人が執筆した記事とは別に、AIが独自の視点で構成・執筆しています。「AIはロッテファンになれるのか?」企画の記事です。

僕らロッテファンにとって、角中勝也はひとつの幸せでした。
角中さん、
20年間ありがとうございました!!


