
4位浮上で臨んだ週末のソフトバンク3連戦。
結果は1勝2敗。
シーズン前半、山場の位置づけでした。
ただ、山場は続きます。
明日からの日ハム2連戦です。
ソフトバンク、日ハムとのゲームでどう結果を残すか。
残念ながらソフトバンクには負け越しましたが、日ハム戦での戦いぶりで、この山の景色は変わります。
前夜の月曜日。今回はいつもとは少し違う視点で、ロッテの現在地を整理します。
山場前夜。ロッテはここで“挑戦者”になれるか
今のロッテ打線は、全体が爆発しているというより、ところどころに状態の良い選手がいて、その一打で試合を動かしている印象です。
まずは、現在のレギュラー陣、準レギュラー陣の成績を整理します。
| 選手 | 打率 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤原 | .284 | 148 | 42 | 3 | 21 | 4 |
| 西川 | .287 | 289 | 83 | 6 | 31 | 2 |
| 山口 | .268 | 149 | 40 | 12 | 31 | 0 |
| 佐藤都志也 | .246 | 191 | 47 | 10 | 33 | 1 |
| ソト | .245 | 200 | 49 | 8 | 28 | 0 |
| 寺地 | .173 | 202 | 35 | 3 | 15 | 0 |
| (安田) | .228 | 57 | 13 | 2 | 4 | 0 |
| (上田) | .179 | 67 | 12 | 3 | 4 | 0 |
| 友杉 | .248 | 222 | 55 | 0 | 15 | 3 |
| 小川 | .276 | 239 | 66 | 0 | 11 | 3 |
| 選手 | 打数 | 安打 | 打率 | 本塁打 | 打点 | 得点 | 三振 | 四球 | 状態 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 藤原 | 20 | 4 | .200 | 1 | 4 | 3 | 6 | 3 | 数字以上に期待感 |
| 西川 | 19 | 5 | .263 | 0 | 1 | 2 | 6 | 4 | 出塁はできている |
| 山口 | 19 | 5 | .263 | 2 | 5 | 6 | 7 | 1 | 長打期待大/状態不安 |
| 佐藤都志也 | 17 | 4 | .235 | 2 | 7 | 4 | 2 | 3 | 得点源 |
| ソト | 20 | 4 | .200 | 0 | 3 | 1 | 4 | 0 | 打点あり/長打待ち |
| 寺地 | 15 | 4 | .267 | 0 | 2 | 1 | 4 | 5 | 下位で上向き |
| (安田) | 16 | 2 | .125 | 0 | 0 | 2 | 3 | 0 | きっかけ待ち |
| (上田) | 13 | 2 | .154 | 0 | 0 | 0 | 2 | 1 | きっかけ待ち |
| 友杉 | 15 | 2 | .133 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 守備軸/打撃待ち |
| 小川 | 16 | 4 | .250 | 0 | 0 | 2 | 3 | 1 | 安定枠 |
※直近5試合は6月30日楽天戦、7月1日楽天戦、7月3日〜5日ソフトバンク戦をもとに整理。山口は7月5日欠場のため直近5出場試合、(安田)(上田)は準レギュラー枠として直近5出場試合で整理。
直近のロッテ打線で目立つのは、やはり中軸の一発です。
佐藤都志也選手は直近5試合で2本塁打、7打点。6月30日の満塁ホームラン、7月1日の2ランと、楽天戦では完全に打線の中心になりました。ソフトバンク3連戦では少し落ち着きましたが、今のロッテで一振りに期待できる存在です。
山口航輝選手も、直近5出場試合で2本塁打、5打点。数字だけ見ればかなり良い状態です。ただ、7月5日は左手首の違和感で欠場。サブロー監督も「長引かないように休ませた」と話しており、日ハム戦に向けては出場できるか、出ても強く振れるかが大きなポイントになります。
待ちに待った復帰。藤原恭大選手が数字以上に期待感を出しています。直近5試合の打率は.200ですが、7月4日に先頭打者ホームラン、7月5日にも2点タイムリー二塁打。復帰後の打線に動きをつけている存在です。
西川史礁選手は、直近5試合で.263、四球4つ。出塁はできています。ただし、ソフトバンク3連戦では無安打。上位打線で藤原・西川が並んで出られるかどうかは、日ハム戦の得点力に直結しそうです。
下位では小川龍成選手が安定しています。直近5試合で.250、7月4日は2安打、7月5日も安打と四球で出塁。派手さはありませんが、下位からチャンスを作る役割としてはかなり重要です。
一方で、友杉篤輝選手、安田尚憲選手、上田希由翔選手は打撃面では苦しい数字です。友杉選手は守備面の安定感がありますが、打撃は直近5試合で.133。安田選手、上田選手も準レギュラー枠としては、出番が来たときに一打で流れを変えたい立場です。
そしてこちらも復帰後で、上向きなのが寺地隆成選手です。今季打率は.173と苦しんでいますが、直近5試合では.267、四球5つ。下位打線で出塁できている点は見逃せません。
全体としては、打線が絶好調というより、藤原・山口・都志也の一打で得点を作り、小川や寺地が下位からつなぐ形。
日ハム戦では、北山投手を相手に大量点は簡単ではなさそうだからこそ、上位の出塁と中軸の長打がカギになりそうです。
ジャクソン投手
| 投手 | 防御率 | 勝敗 | 奪三振 | 直近登板 | ポイント |
|---|---|---|---|---|---|
| ジャクソン | 3.28 | 5勝5敗 | 76 | 楽天戦で7回1失点 | 先発陣復調の流れを作った登板 |
| 日付 | 投手 | 対戦相手 | 投球内容 | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 6/30 | ジャクソン | 楽天 | 7回1失点 | HQS |
| 7/1 | 河村 | 楽天 | 7回無失点 | HQS |
| 7/3 | 廣池 | ソフトバンク | 7回3失点、自責2 | HQS |
| 7/4 | ロング | ソフトバンク | 7回無失点、来日初勝利 | HQS |
開幕からロッテの先発陣は、なかなか安定感をつかめませんでした。
試合の入り口で苦しくなる展開も多く、打線以前に「まず先発が試合を作れるか」が大きなテーマだったと思います。
ただ、先週はその空気が少し変わりました。
5試合中4試合でHQS。
6月30日のジャクソン投手を皮切りに、河村投手、廣池投手、ロング投手と、先発が7回まで投げ切る試合が続きました。
その流れの先頭に立ったのが、ジャクソン投手です。
6月30日の楽天戦では、7回103球、被安打3、1失点。派手に圧倒したというより、試合を落ち着かせながら、先発としての役割をきっちり果たした登板でした。
防御率3.28、5勝5敗。
数字だけを見れば五分ですが、先発陣が苦しんできたロッテにとって、ジャクソン投手が長いイニングを投げて勝ちにつなげた意味は大きいです。
もちろん、これで先発陣が完全に安定したと言い切るにはまだ早いです。
それでも、ジャクソン投手の7回1失点から始まったHQSの流れは、今後のロッテにとって明るい材料。
そして明日からの日本ハム戦でも、その流れを初戦で切らさないことが大事になります。
相手は3位日本ハム。しかも初戦の相手先発は北山投手。
だからこそ、ジャクソン投手には勝ち負け以上に、まず試合を作ることを期待したいです。
前半戦の山場で、ロッテがもう一度“挑戦者”になれるか。
その入口は、ジャクソン投手の立ち上がりにかかっていると思います。
3位・日本ハムの状況
| 順位 | チーム | 試合 | 勝 | 敗 | 分 | 勝率 | 勝差 | 残試合 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ソフトバンク | 76 | 46 | 29 | 1 | .613 | – | 67 |
| 2 | 西武 | 80 | 44 | 33 | 3 | .571 | 3 | 63 |
| 3 | 日本ハム | 81 | 46 | 35 | 0 | .568 | 0 | 62 |
| 4 | オリックス | 77 | 39 | 36 | 2 | .520 | 4 | 66 |
| 5 | ロッテ | 74 | 36 | 35 | 3 | .507 | 1 | 69 |
| 6 | 楽天 | 76 | 29 | 46 | 1 | .387 | 9 | 67 |
順位表を見ると、日本ハムは46勝35敗で3位。
ロッテは36勝35敗3分で5位。勝率は.507と5割を超えていますが、3位日本ハムとはまだ差があります。
一方で、4位オリックスとは1ゲーム差。ここで日本ハムに勝てれば、Aクラス争いの見え方は変わります。
逆に負け越せば、3位との差をあらためて突きつけられるカードにもなる。だからこそ、この2連戦は単なる平日カードではなく、前半戦の現在地を測る直接対決だと思います。
長打で一瞬にして試合を動かす打線
日ハム打線でまず警戒したいのは、やはり長打力です。
直近では、水谷選手、水野選手、レイエス選手、万波選手による、初回先頭打者からの4者連続本塁打という衝撃的な試合がありました。
参考動画:水谷・水野・レイエス・万波、初回先頭打者から4者連続本塁打
さらに昨日の試合でも、野村選手、清宮選手、進藤選手の一発攻勢でビハインドを跳ね返しています。
参考動画:野村・清宮・進藤の一発攻勢で逆転
つまり、日ハムは誰か1人を抑えればいい打線ではありません。レイエス選手、万波選手のような中心打者はもちろん、野村選手、清宮選手、進藤選手まで、どこからでも一発が出る怖さがあります。
ロッテとしては、四球やエラーで走者をためたところに長打を浴びる展開だけは避けたいところ。先発投手には、まず先頭打者を出さないこと、長打の前に余計な走者を置かないことが求められそうです。
初戦は北山投手、2戦目は加藤投手
| 投手 | 防御率 | 勝敗 | 奪三振 | 直近の対ロッテ | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 北山亘基 | 1.98 | 8勝2敗 | 81 | 6/23 ロッテ戦 9回無失点 | 力で押し込み、三振も取れる |
| 加藤貴之 | 2.50 | 8勝1敗 | 31 | 6/24 ロッテ戦 7回2失点 | 四球を出さず、テンポよく打たせて取る |
そして投手陣も厄介です。
初戦の相手先発は北山亘基投手。今季は防御率1.98、8勝2敗、奪三振81。数字だけでもかなり厳しい相手です。
しかも6月23日のロッテ戦では、9回3安打、無四球、9奪三振の完封勝利を許しています。ロッテにとっては、つい最近やられた相手。だからこそ、初戦は北山投手へのリベンジという意味もあります。
2戦目で予想される加藤貴之投手も、ある意味で北山投手以上に難しい相手です。
今季は防御率2.50、8勝1敗。奪三振は31と多くありませんが、四球を出さず、テンポよく打たせて取るタイプです。
7月1日のオリックス戦では9回3安打無四球の完封勝利。6月24日のロッテ戦でも、7回79球、4安打、無四球、2失点で勝ち投手になっています。
北山投手が力で押してくる壁だとすれば、加藤投手は打線を焦らせてくる壁。早いカウントで凡打を重ねると、あっという間に試合が進んでしまう怖さがあります。
初戦は北山投手、2戦目は加藤投手。タイプは違いますが、どちらも今季8勝を挙げている日本ハムの柱です。
ロッテにとっては、どちらも今季やられている相手。だからこそ、この2連戦は単なる3位チームとの対戦ではなく、苦手を乗り越えられるかを問われるカードになると思います。
まとめ
ソフトバンク3連戦は1勝2敗。
首位相手に勝ち越すことはできませんでした。
ただ、先発陣には復調の兆しがあり、打線にも藤原選手、山口選手、佐藤都志也選手を中心に一発で流れを変えられる選手がいます。
一方で、明日からの相手は天敵日ハム。
打線には一発の怖さがあり、初戦は北山投手、2戦目は加藤投手という厳しい相手が続きます。
簡単な2連戦ではありません。
それでも、ここでロッテがどう戦うかで、前半戦の山場の見え方は大きく変わります。
受け身になるのか。
それとも、もう一度“挑戦者”としてぶつかっていけるのか。
日ハム戦前夜。
ロッテの現在地を測り、上位浮上のきっかけとしては、これ以上ない2試合になりそうです。
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