ロッテの現在地

【ロッテの現在地 No.5】雨の1週間で見えた光と課題|打線上向き、先発不安は続く

先週のロッテは、雨に遮られながらも、限られた試合の中で前向きな材料を見せた1週間でした。オリックス戦とソフトバンク戦を通じて2勝1敗。試合数は少なかったものの、打線には長打の兆しが見え、勝てた試合の内容には確かな明るさもありました。ただ、その一方で、先発が長い回を安定して投げ切れないという課題は依然として重く残っています。打線は少しずつ上向き、投手はリリーフ陣が踏ん張る。それでも、チーム全体として勝ち筋がまだ細い――。
そんな今のロッテの現在地が、短い1週間の中にもはっきり表れたように思います。ここからは、雨に揺られた先週の試合を振り返りながら、チームに見えてきた光と課題を整理していきます。

先週の振り返り

先週(4月21日〜4月26日)を振り返ります。

・4/21 vs オリックス ◯ 7-4
藤原選手の猛打賞、石川慎吾選手の3ラン、リリーフ陣の奮闘もあり、価値ある勝利となりました。この日は30年来のロッテファンの方と楽しいひとときもありました😊
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・4/22 vs オリックス ✕ 1-4
毛利投手が4回途中4失点で初の敗戦投手に。打線はオリックス投手陣に1点に抑えられました。
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・4/23 vs オリックス
※雨天中止

・4/25 vs ソフトバンク ◯ 5-0
初回種市投手にまさかのアクシデント。それでも都志也さんの2打席連発、リリーフ陣の完封リレーで、ソフトバンクから貴重な勝利をあげました。
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・4/26 vs ソフトバンク
※降雨ノーゲーム

先週は雨に遮られた1週間でした。3試合しかできなかったからこそ、勝った2試合の意味がより大きく見えます。特に、ソフトバンク相手に5対0で勝ち切れたことは、内容面でも印象の良い勝利でした。その一方で、4月23日と4月26日が流れたことで、「チームの勢いが本物かどうか」を続けて見極める機会も失われました。前向きな材料は見えた。それでも、まだ確信までは持ち切れない。そんな週だったように思います。

ロッテの現在地

打線の現在地

画像は、15試合消化時点と24試合消化時点の打撃データ比較です。
4月21日に石川慎吾選手の3ラン、4月25日には佐藤都志也選手の2打席連続ホームランが飛び出し、良い場面での一発がしっかり得点につながりました。
実際に、本塁打が増えたことで得点ペースは上がり、長打率やOPSもわずかながら改善しています。
これまで続いていた「1試合3点も遠い」という底の状態からは、少しずつ抜け出しつつあるように見えます。
ただし、数字全体を見ると、まだ安心できる段階ではありません。24試合消化時点でも、得点76、打率.227、長打率.303、OPS.598、本塁打11、得点圏打率.208はいずれもリーグ最下位です。
出塁率はやや改善しているものの、得点圏や総合得点力の厳しさはむしろ増しており、**「底は脱しつつあるが、まだ平均には大きく遠い」**というのが今の打線の現在地だと思います。
また、打撃以外の部分にも苦しさは残っています。
失策14、捕逸3はいずれもリーグ5位で、もともと点が入りにくいチーム状況の中では、こうした1つのミスが試合全体に与える影響も大きくなります。走る野球という面でも、盗塁12、成功率70.6%はいずれもリーグ3位まで下がっていますが、藤原選手や小川選手のように、盗塁数には表れない好走塁で流れを動かす場面は見られました。長打だけでなく、こうした細かなプレーをどう得点につなげるかも、引き続き大事なテーマになりそうです。

投手の現在地

一方で投手陣は、表面的な数字だけを見ると、そこまで悪くはありません。
24試合時点でWHIPはリーグ2位、被安打はリーグ1位、被打率は2位タイ、被出塁率も2位と、無駄に走者を出し続けて崩れている投手陣ではないことが分かります。実際、被打者数も抑えられており、投手陣全体が打ち込まれているという印象とは少し違います。
ただ、その一方で見逃せないのが、先発が長い回を投げ切れていないことです。先発平均投球回は5.31でリーグ6位。対して、救援平均投球回はリーグ1位となっており、試合の早い段階からリリーフ陣が長いイニングを背負っている構図が見えてきます。つまり、投手陣全体の数字は踏ん張っていても、その裏では救援陣への負担がかなり大きくなっているということです。
さらに厳しいのは、QS関連の数字がすべて最下位である点です。QS率29.2%、QS数7、HQS率12.5%、SQS率12.5%はいずれもリーグ6位。15試合消化時点で6試合あったQSは、24試合時点でも7試合にとどまっており、その間の9試合で増えたQSは、4月17日の楽天戦で種市投手が記録した1試合だけでした。つまり、先発が安定して試合を作れていないという課題は、改善どころかむしろ濃くなっているとも言えます。
こうして見ると、打線には少しずつ光が見え始めている一方で、投手陣はリリーフの踏ん張りの上に成り立っている状態です。完全に崩れているわけではない。それでも、打線が平均まで届かず、先発の試合作りも上向いていない。このアンバランスさこそが、今のロッテの現在地なのだと思います。

印象に残った選手

佐藤 都志也

いちばん印象に残ったのは、やはり佐藤都志也選手です。4月21日は藤原選手が猛打賞で首位打者に立ち、同じ試合では石川慎吾選手の値千金の3ランも飛び出しました。
それでも、4月25日のソフトバンク戦で見せた都志也さんの2打席連続ホームランは、今週のロッテ打線を象徴する場面だったように思います。
特に1本目のインハイの速い球をしっかり仕留めた一打は、本当に見事でした。
1本目、2本目とも二死からのホームラン。もしあの一発がなければ、試合の流れは大きく変わっていたかもしれません。
ただ打っただけではなく、「ここで欲しい」という場面で長打を結果につなげたことに大きな意味がありました。
今のロッテ打線は、出塁や安打があっても、それを得点へ変え切れない苦しさを抱えています。そんな中で、打線の真ん中にいる都志也さんが長打で試合を動かしてくれると、チーム全体の景色はやはり変わってきます。
上位では藤原選手や西川選手、下位では友杉選手や小川選手が奮闘しているだけに、その流れを得点に変える存在として、都志也さんの役割は今後さらに大きくなっていきそうです。
推しとして嬉しいのはもちろんですが、それ以上に、今のロッテが上向いていくために必要な長打の兆しを見せてくれた選手として、とても印象に残りました。

分岐点

今のロッテにとって、いちばん大きな分岐点はやはり先発が6回前後を安定して投げ切れるかどうかです。
打線には少しずつ長打の兆しが見え始め、リリーフ陣も試合の早い段階からチームを支え続けています。
それでも、先発が試合の流れを作れなければ、勝ち筋はどうしても細くなってしまいます。
今のロッテが上に行くためには、この課題を避けて通ることはできません。種市投手が今季絶望となり、先発事情はさらに厳しくなりました。だからこそ、次のカードはより大きな意味を持ってきます。
注目は4月28日の楽天戦。ロッテの先発はジャクソン投手、楽天は今季好調の庄司投手です。先週つかみかけた良い流れを途切れさせず、しっかり勝ち切れるかどうか。ここは今後を占う意味でも重要な一戦になりそうです。
ゴールデンウィークは3位楽天、4位西武との対戦が続きます。上位との差を少しでも縮めるためにも、ここで踏ん張れるかどうか。
打線の上向きの兆しを本物にし、先発が試合を作る形を少しでも増やしていけるか。その積み重ねが、ロッテが上昇していくための鍵になってきそうです。

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