ロッテの現在地

【ロッテの現在地No.11】後半戦、まだ挑戦者でいられるか

オールスター明け、リーグ再開。
日本ハムとの最初のカードは、1勝2敗の負け越しとなりました。
出だしから厳しい状況ですが、今日はオールスター前90試合時点でのロッテの状況を整理していきたいと思います。
…とはいっても、やることはいつも通りです。
数字を見ながら、今のロッテがどこにいるのかを整理していきます😅
よろしければ、お付き合いください!

90試合の振り返り

2026年ここまでのロッテは、オールスター前の90試合で41勝46敗3分、借金5の5位。
開幕から低空飛行が続いたものの、交流戦で奮闘して一度は勝率5割まで戻しました。
ただ、リーグ再開後は上位との差も見え、あらためて現実を突きつけられています。
本拠地マリンでの成績は、23勝20敗1分。
ホームでは何とか勝ち越してきましたが、7月中旬からの5連敗は痛かったです。

もちろん、熱い試合もたくさんありました!
劇的な逆転勝ち、手に汗握る投手戦、記録達成に沸いたメモリアルゲーム……。
個人的なベストゲームは、こちらの記事にまとめてみました😊

【2026年ロッテ】心を動かされたベストゲーム3選|オールスター前90試合を振り返る
オールスターも終わり、明日からリーグ戦が再開します⚾️ここまでロッテは90試合を消化しました。劇的な逆転勝ち、手に汗握る投手戦、記録達成に沸いたメモリアルゲーム。苦しい試合も多かった一方で、思わず声が出るような熱い瞬間もたくさんありました。...

ロッテの現在地

リーグ下位に留まるロッテですが、序盤と同じ苦しさが続いているわけではありません。
打線には前進があります。投手陣にも、救援を中心に踏ん張ってきた部分があります。
ここでは、15試合、32試合、46試合、64試合、そして90試合時点のデータを見ながら、今のロッテの現在地を整理していきます。

打線の現在地

まず打線を見ると、15試合時点の重たさからは、かなり前へ進んできました。
特に分かりやすいのは、やはり長打力です。
本塁打は、6本→15本→35本→49本→76本。
長打率も、.293→.310→.345→.347→.357。

序盤は「1試合3点も遠い」と感じる試合が多く、どうやって点を取るのかが見えにくい時期もありました。
ただ、90試合時点では本塁打が76本まで増え、リーグでも3位に入る数字になっています。
これは、今季のロッテ打線にとって大きな変化です。
山口選手、佐藤都志也選手、ソト選手を中心に、一発で試合を動かせる場面は確実に増えました。
藤原選手の復帰や西川選手の存在感もあり、序盤のような「長打が出ない打線」ではなくなっています。
得点も、39→99→151→212→318。
1試合平均で見ると、15試合時点では約2.60点。それが90試合時点では約3.53点まで上がっています。
さらに、64試合時点から90試合時点だけで見ると、26試合で106得点。1試合平均では約4.08点です。
つまり、直近の流れだけを見れば、得点力そのものは上がっています。
序盤の重たい打線からは、確実に変わってきました。
ただし、打線全体として「強い」とは言い切れません。
本塁打こそリーグ上位ですが、打率は**.238**出塁率は**.301**OPSは**.657**
いずれもリーグ最下位です。
そして、一番重いのが得点圏打率。
得点圏打率は、.212→.206→.222→.228→.235。
32試合時点で一度落ち込みましたが、そこからは少しずつ戻してきています。
ただ、90試合時点でもリーグ最下位です。

一発は増えた。
長打で試合を動かせるようになった。
でも、走者をためて、つないで、得点圏で取り切る力が足りない。
だからこそ、勝ち切れない試合が残ってしまいます。

盗塁や守備面を見ても、まだ細かい野球の精度には課題があります。
盗塁は30個まで増えていますが、成功率は65.2%。
失策も38まで増えています。

打線が爆発できる日ばかりではありません。
だからこそ、出塁、走塁、守備、得点圏での一本。
こうした細かい部分の積み重ね、ひとつひとつのプレーが、後半戦ではより勝敗に直結してくるはずです。

投手の現在地

投手陣は、全体として見れば大崩れしているわけではありません。
防御率は、3.51→3.49→3.56→3.51→3.61。
WHIPは、1.18→1.20→1.20→1.20→1.23。
被打率は、.238→.237→.236→.236→.243。

90試合時点で少し悪くなっていますが、それでも大きく壊れた数字ではありません。

ロッテ投手陣の課題は、開幕から変わらず先発です。
先発防御率は、4.07→4.22→4.06→4.07。
QS率も、40.0%→37.5%→43.5%→42.2%→42.2%。

どちらも9リーグ最下位のままです。
先発平均投球回は90試合時点で5.45回。
まったく投げられていないわけではありません。
ただ、試合を支配し、勝ち筋を太くするだけの安定感にはまだ届いていない。
ここが、今年のチーム最大の苦しさです。
先発が6回、7回まで投げ切れない試合が増えると、救援陣への負担も大きくなります。

その救援陣は、ここまで本当によく支えてくれています。
救援防御率は、2.53→2.46→2.68→2.88。
90試合時点では少し悪化していますが、それでもリーグ上位です。

ただ、いくら救援が強くても、打線が得点し、先発が試合の土台を作らなければ、勝ち筋は太くなりません。
ルケーシー投手の獲得、育成2投手の支配下登録もありました。
ただ、すぐにすべてが解決するわけではなく、現状では救援陣の疲れも少しずつ見え始めています。
まずは、先発。
そこに、上昇傾向の打線と救援陣の踏ん張りが噛み合えば、Aクラスへの挑戦権が手に入るはずです。

前半戦MVP

キャリアハイのホームランを放った山口航輝選手に佐藤都志也選手。
オールスターでも活躍し、いまやチームの顔である西川史礁選手。
新加入ながら、不調の先発陣を支えているジャクソン投手。
輝く選手はたくさんいますが、やはりここは小川さんをあげたいと思います。

ここまでチームトップの92試合に出場。
打率.268の成績を残しています。
開幕当初は、上位につなげる9番としてキーマンにあげられていましたが、藤原選手の離脱やチーム事情によって、さまざまな役割をこなしてきました。
そして、なんといっても僕らファンの心に焼き付いているのは、その守備力です。
66ならぬ、新たなエリア57。
その広大な守備範囲の中で、ここまで驚異の失策0。
毎試合毎試合、スーパープレーが飛び出すのが、もはや当たり前となってきました。
ファン投票でオールスターに初選出され、今季セカンドのベストナイン最有力候補。
さらにファンサも抜群ときたら、僕らはあなたについていくしかありません😭
あとは、ホームラン見れたら🤭
現地仲間には、「小川さんのホームラン見れたら、ち◯ち◯ん出す。」という人もいるくらい。
安心してください、全力で止めます👍

ハムストリングのトラブルで1試合欠場があったものの、その後は試合に出続けている小川さん。
大車輪の活躍に、きっと身体はバキバキだと思います。
それでも今年のチームに欠かすことができない人。
無事にシーズン終了まで、戦ってくれることを願っています!!
※記録は93試合消化時点のものです。

後半戦の分岐点

90試合を終えて、ロッテには前進もありました。
打線は長打力を手にし、序盤のような重たさからは抜け出しつつあります。
救援陣も苦しい中で踏ん張り、小川さんのようにチームを支え続けている選手もいます。
ただ、それでも順位は5位。
64試合時点で一度は5割まで戻しながら、オールスター前には再び借金5となりました。
後半戦、ロッテがまだ挑戦者でいられるか。
その分岐点は、やはりこの3つだと思います。

まずは、先発が試合を作れるか。

先発防御率、QS率ともにリーグ最下位。
ここが変わらなければ、どうしても救援陣への負担は大きくなります。
ルケーシー投手の加入も含めて、先発陣がどれだけ試合の土台を作れるかは、後半戦最大のポイントです。

次に、得点圏で取り切れるか。

本塁打は増えました。
長打で試合を動かせる場面も増えています。
それでも、得点圏打率はまだリーグ最下位です。
少ないチャンスをものにできるか。一発だけでなく、つないで点を取れるか。
ここが変われば、勝ち切れる試合はもっと増えるはずです。

そして最後に、主力を守りながら戦えるか。

小川さんはここまで本当に大車輪の活躍です。
救援陣も、何度もチームを支えてくれました。
ただ小川さんに限らず、誰かの踏ん張りに頼り続けるだけでは、後半戦は乗り切れません。
先発が長いイニングを投げる。
打線が早めに援護する。
ベンチメンバーも含めて、総力戦で勝ちを拾う。
この形を少しずつ作れるかどうか。
ロッテはまだ完成されたチームではありません。
でも、序盤とは違う武器も見えてきました。
後半戦、まだ挑戦者でいられるか。
その答えはすぐそこに。
明日からの西武戦で見えてくるはずです。




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