
京セラでのオリックス3連戦を終え、ロッテは119試合を消化しました。
成績は54勝62敗3分の5位。
前回の「ロッテの現在地 No.13」では、ビジターでの負け越しが続いたことで、Aクラス入りがかなり厳しくなったことを書きました。
その後、8月29日の日ハム戦に敗れたことで、自力CSも消滅しています。
もちろん、可能性が完全になくなったわけではありません。
それでも、現実的にはAクラスを追う段階から、残り試合で何を見るのかを考える段階に入ったように感じます。
明日からは、マリンで楽天との3連戦。
今季は残り24試合。そのうち、マリンでの試合は16試合です。
事実上の消化試合ではありますが、熱くなる試合がないわけではありませんし、個人タイトルを争っている選手もいます。
今回も投打の状況を整理しながら、気になる選手や、シーズン終盤の見どころを見つけていきたいと思います。

後半戦29試合の振り返り
後半戦29試合:13勝16敗
後半戦の出だしは5勝3敗と踏みとどまったものの、ビジター9試合を3勝6敗で終えたところから流れは大きく変わりました。8月29日の日ハム戦では乱打戦を落とし、自力CSも消滅。9月に入ってからは、Aクラス争いよりも4位チャレンジや個人タイトル、来季へ向けた見どころに視点が移っていきました。
7/31〜8/2 日ハム戦:1勝2敗
- 7/31 vs 日ハム ● 1-6 後半戦初戦は完敗。上位との差を痛感するスタート。
- 8/1 vs 日ハム ◯ 5-3 佐藤都志也選手の決勝2ランで後半戦初勝利。
- 8/2 vs 日ハム ● 0-3 有原投手の前に3安打、無四球、100球完封負け。
8/4〜8/5 西武戦:2勝0敗
- 8/4 vs 西武 ◯ 5-3 小川龍成選手の一発、益田直也投手の250セーブで記憶に残る勝利。
- 8/5 vs 西武 ◯ 8-0 毛利海大投手が6回無失点。打線も長打で応えて快勝。
8/7〜8/9 オリックス戦:2勝1敗
- 8/7 vs オリックス ● 2-6 Aクラスへの直接対決初戦を落とす。廣池康志郎投手が3被弾。
- 8/8 vs オリックス ◯ 4-1 初回4得点、ジャクソン投手7回無失点で首の皮一枚をつなぐ勝利。
- 8/9 vs オリックス ◯ 7-2 ルケーシー投手が来日初登板。山口航輝選手、小川龍成選手、救援陣でカード勝ち越し。
8/11〜8/13 ソフトバンク戦:1勝2敗
- 8/11 vs ソフトバンク ● 2-16 3週連続6連戦の入口で16失点大敗。首位との差を突きつけられる。
- 8/12 vs ソフトバンク ● 4-10 連日の二桁失点。益田直也投手の無失点継続は光るも、流れを止められず。
- 8/13 vs ソフトバンク ◯ 4-3 田中晴也投手が復帰勝利。上田希由翔選手、小川龍成選手の一発で三タテ回避。
8/14〜8/16 西武戦:1勝2敗
- 8/14 vs 西武 ● 0-7 西武のブルペンデーを攻略できず完封負け。
- 8/15 vs 西武 ◯ 5-1 ジャクソン投手が粘投。西川史礁選手の好守、8回の勝ち越しで踏みとどまる。
- 8/16 vs 西武 ● 1-7 毛利海大投手の獅子キラー発動ならず。打線も9回の1点のみ。
8/18〜8/20 楽天戦:1勝2敗
- 8/18 vs 楽天 ● 2-6 山口航輝選手のバースデーアーチで先制も、勝利には届かず。
- 8/19 vs 楽天 ● 2-5 山口航輝選手が2試合連発も、ビジター7カード連続負け越し。
- 8/20 vs 楽天 ◯ 4-3 小島和哉投手が粘り、救援陣がつないで連敗ストップ。
8/21〜8/23 日ハム戦:2勝0敗
- 8/21 vs 日ハム ◯ 4x-3 山口航輝選手のサヨナラ打で連勝。残り試合の見どころを感じる勝利。
- 8/23 vs 日ハム ◯ 3-2 藤原恭大選手の先頭打者弾、ジャクソン投手の好投、救援陣の無失点リレーで3連勝。
8/25〜8/27 ソフトバンク戦:1勝2敗
- 8/25 vs ソフトバンク ● 0-9 モイネロ投手の前に3安打完封負け。ホームでも首位の壁は高かった。
- 8/26 vs ソフトバンク ◯ 6x-5 5点差から反撃。山本大斗選手の同点打、山口航輝選手の24号サヨナラ弾で劇的勝利。
- 8/27 vs ソフトバンク ● 2-4 山口航輝選手が25号。救援陣は踏ん張るも、カード勝ち越しならず。
8/28〜8/30 日ハム戦:0勝3敗
- 8/28 vs 日ハム ● 4-6 山口航輝選手26号、寺地隆成選手4号も、レイエス選手の2発に沈む。
- 8/29 vs 日ハム ● 7-9 山口航輝選手が4試合連発の27号。チーム100本塁打到達も、乱打戦を落として自力CS消滅。
- 8/30 vs 日ハム ● 4-5 3試合連続の逆転負けで日ハムに3連敗。8月を象徴する苦しい敗戦。
9/1 西武戦:1勝0敗
- 9/1 vs 西武 ◯ 1-0 高野脩汰投手が2年ぶり先発で7回無失点。鈴木昭汰投手、横山陸人投手も締める。
9/4〜9/6 オリックス戦:1勝2敗
- 9/4 vs オリックス ● 1-3 今季最後の京セラ初戦。4位浮上ならず、唐川侑己投手の引退発表も重なる。
- 9/5 vs オリックス ● 6-7x 佐藤都志也選手15号&猛打賞も、延長10回サヨナラ負け。
- 9/6 vs オリックス ◯ 3-0 ルケーシー投手がNPB初勝利。京セラ最終戦を完封リレーで締める。
ロッテの現在地
打線の現在地

打線は、開幕直後がどん底でしたね💦
24試合時点では打率.227、出塁率.295、長打率.303、OPS.598。どの数字を見てもリーグ下位で、得点も76点にとどまっていました。
そこから119試合時点では、打率.236、出塁率.296、長打率.358、OPS.655。大きく改善したのは長打力です。本塁打は24試合時点の11本から、119試合時点では105本まで増えました。
1試合平均で見ると、24試合時点では0.46本。119試合時点では0.88本。序盤は2試合に1本あるかどうかだった本塁打が、今はほぼ毎試合1本に近いペースまで上がっています。
一発で試合の空気を変える力は、確実に増しました。
一方で、出塁率は.296でリーグ6位、OPSも.655でリーグ6位。得点は415点でリーグ5位です。
長打力は伸びた。けれど、走者をためて、安定して得点を重ねる打線にはまだ届いていない。ホームランもソロが多かった😅
投手の現在地

投手陣は、先発・救援の明暗が、シーズン終盤にきてもクッキリです。
先発防御率は、46試合時点で4.22、64試合時点で4.06、90試合時点で4.07。そして119試合時点では4.33。いずれもリーグ6位で、試合を作る先発陣がチーム最大の課題になっています。
QS率も119試合時点で42.9%のリーグ6位。安定して長い回を任せられる先発が少なく、序盤で試合が壊れる試合も多かったです。
一方で、救援防御率は119試合時点で2.99のリーグ2位。鈴木昭汰投手、横山陸人投手らを中心に、リリーフ陣には確かな見どころがあります。このまま最優秀中継ぎ・最多セーブのW受賞になったら…🤭
119試合の現在地
24試合時点では、打線も投手陣も苦しく、チームとしてもかなり厳しいスタートでした。
そこから交流戦を経て一度は立て直し、64試合時点では勝率5割まで戻しました。前半戦終了時点の90試合では41勝46敗3分。後半戦の入り方次第では、まだ上を目指す余地も残されていました。
しかし、119試合を終えた時点で成績は54勝62敗3分の5位。Aクラス争いからは大きく後退し、見るべきものも少しずつ変わってきています。
打線は本塁打105本まで伸ばし、一発のあるチームにはなりました。ただ、出塁率やOPSはリーグ下位で、得点を安定して積み上げる形には課題が残ります。
投手陣は救援陣に見どころがある一方で、先発防御率とQS率はリーグ最下位。試合を作る先発陣の苦しさが、チームの順位に直結しています。
一発はある。救援陣にも希望はある。けれど、打線の厚みと先発の安定感が足りない。
今シーズン119試合時点にして、一貫して変わらぬロッテの課題となりました。
印象に残った選手

鈴木昭汰|苦しい8月でも結果を残し続けた左腕
8月に10本塁打を放った山口航輝選手、通算250セーブを達成した益田直也投手、チーム最多出場を続ける小川龍成選手など、印象に残る選手やプレーはたくさんありました。
その中で今回は、鈴木昭汰投手を挙げたいと思います😊
本日9月7日は、鈴木昭汰投手の28歳の誕生日㊗️
ここまで背番号と同じ47試合に登板し、33ホールドポイントはリーグトップ。8月も10試合に登板し、防御率0.90、7ホールドポイントと、苦しいチーム状況の中でもしっかり結果を残してくれました。
何度か右肩を入れてから投げ込むフォームは、本当にかっこいいです🔥
インコースを強気に攻め、打者をねじ伏せるようにアウトを取る姿には、見ているこちらも元気をもらえます✨
2024年には、防御率0.73という驚異的な数字を残しました。昨年は怪我の影響もあり、不本意なシーズンになりましたが、今年は堂々のタイトル争いをしています。
横山陸人投手とのダブル受賞を、心の底から願っています😊
残り24試合の見どころ

順位だけではなく、何を見届けるか
119試合を終えて、今季は残り24試合。
そのうち、マリンでの試合は16試合です。
Aクラス入りは現実的にかなり厳しくなり、自力CSも消滅しました。順位だけを追うには、少し寂しさのある終盤戦になってきたと思います。
それでも、残り試合に見るものがないわけではありません。
まずは、4位チャレンジです。Aクラスには届かなくても、ひとつでも順位を上げてシーズンを終えられるか。5位で終わるのか、4位まで上がれるのかでは、受け止め方も変わってきます。
そして、個人タイトル争い。
西川史礁選手、山口航輝選手がどこまで数字を重ねられるか。横山陸人投手のセーブ王争い、鈴木昭汰投手の最優秀中継ぎ。チームとして苦しいシーズンだからこそ、個人で結果を残している選手たちの戦いは、最後まで見届けたいです。
さらに、来季に向けた戦力整理もあります。
ファームとの入れ替えが増える中で、誰が一軍でチャンスをつかむのか。今季苦しんだ選手が最後に意地を見せられるのか。若い選手が来季につながる姿を見せられるのか。
そして、角中勝也選手、唐川侑己投手の引退試合も控えています。
勝敗だけでは測れない時間が、ここから増えていくのかもしれません。
マリンに行けば、やっぱり何かを期待してしまう。
残り24試合。4位チャレンジ、個人タイトル、来季への希望、そして引退試合。
順位だけではなく、ロッテのこれからにつながるものを探しながら、最後まで見届けていきたいと思います😊
⬛️⬛️⬛️⬛️⬛️
